【徹底比較】都市ガスとLPガスは何が違う?

固定費

2017年4月のガス自由化によって、電気料金や携帯電話のプランを比較するようにガス料金の比較ができるようになりました。ここでは、ガス料金を比較するために必要になるガスの知識をお教えします。

供給方法の違い

現在家庭用に供給されているガスには都市ガスとLPガスの2種類があります。都市ガスはガス基地から導管を通じて家庭へ供給されるのに対し、LPガスはガスが充填されたボンベやタンクを各家庭へ配達し、届けます。

プロパンガスは、日本全国の約2400万世帯で使われています。日本全体の世帯数は約5900万世帯(2020年現在)なので、全国の半分近い世帯の火力はLPガスです。

供給方法が異なるため、現在LPガスを使用しているご家庭はガス会社を決める前に都市ガスへ変更できるのか確認する必要があります。ガス料金を比較したい場合は比較サービスを行っているサイトを利用するのがおすすめです。

LPガス(プロパンガス)はなぜ高いのか

一般的に都市ガスは安く、LPガスは高いとされていますがなぜでしょうか。詳しく見ていきましょう。

コストがかかるから

ガス供給にかかるコストの違いによるものが大きいです。LPガスの場合は、山間部も含めて人が各家庭を訪問し、ガスボンベを配送・交換する必要があり、人件費や手間隙によって地域によって差が出ているため、都市ガス料金より高くなることが多いです。

自由化市場のLPガス(プロパンガス)

LPガスはすでにガス自由化がされており、価格設定はLPガス会社が自由に決められます。競争が厳しい地域では都心の都市ガスと同じような料金で勝負をしている会社もあれば、ライバルがほとんどいない独占状態の地域では、かなり高めの料金設定をしている会社もあります。

もし自宅のプロパンガス料金に疑問を感じたら、プロパンガス(LPガス)一括見積もりで適正価格を確認してみましょう。

都市ガスとLPガス(プロパンガス)の違い

都市ガスとは?

都市ガスは、LNG(液化天然ガス)を原料にした主にメタンという種類のガスが使われています。LNGとは、Liquefied Natural Gas(液化天然ガス)の略称で、天然ガスを冷却し液化した無色透明の液体です。

天然ガスはマイナス161.5度という極低温まで冷却すると液体になり、気体の状態に比べて体積が約600分の1に減ります。天然ガスの産地で液化、専用のLNG船によって日本に大量輸送され、液体のまま貯蔵をしています。

天然ガスは沸点が低くマイナス161.5度にしないと、液化して運ぶのが難しいため、ガス管の中を気体のまま家庭まで供給されています。

LPガス(プロパンガス)とは?

LPガスは、液化石油ガスを意味する言葉で、プロパンという種類のガスが主成分です。LPとは、Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)の略称で、プロパンやブタンなどの比較的液化しやすいガスの総称です。沸点がマイナス42.1度とメタンよりも高いので、液化してボンベで運びやすいのが特徴です。

災害時にはLPガス(プロパンガス)が有利?

LPガスは、大地震が起きてガスが自動停止しても、ガス器具とガスボンベ、それらを結ぶ配管の安全性が確認できればすぐに利用再開できます。災害直後の避難所などですぐに炊き出しができるのはLPガスならではの特長と言えます。

一方で、都市ガスはガス管が地中に埋設されているため、大災害時は膨大な範囲のガス管をチェックする必要があり、復旧まで時間がかかります。最近では、都心のビルやマンションでLPガスを使うケースもあり、中にはLPガスの発電設備を設置し、都市ガスエリアでも、一部のガスをLPガスにすることで災害に備える事例も登場しています。

LPガス(プロパンガス)は料理がおいしくなる?

LPガスは都市ガスと比べて熱量が高いという特徴があります。都市ガス1m3あたりの熱量は約11,000kcal/時なのに対してLPガスの熱量は約24,000kcal/時です。約2倍ですね。

中華料理店、てんぷら専門店、とんかつ専門店、鉄板焼き店、お好み焼き店など火力が強ければ強いほどおいしい料理ができる飲食店では、プロパンガスがよく使われています。

そのため、もし仮にお引越しをするなどして、現在お使いのLPガスから都市ガスに変わる場合の料金計算をする際は、都市ガスの使用量をLPガスの2.2倍として試算しましょう。

LPガス(プロパンガス)会社の選び方・注意点

LPガス市場は自由競争であるため、販売価格はLPガス会社が任意に決められますし、一般家庭ではLPガス会社を自由に選ぶことができます。しかし、ライバルがほとんどいない独占状態の地域では、かなり高めの料金設定をしている会社もあります。また、ガス料金を顧客に知らせる検針票に基本料金や従量単価の記載がなく請求金額の明細が明らかでないケースも多く、価格の透明性を求める声が高まっているのも事実です。もしも、「自宅のガス料金は高いのでは?」と感じたら、まずは基本料金や従量単価などの料金明細を確認してみてください。

お住まいの地域まで配達してくれるLPガス会社をさがして、料金面の相談をされるのがよいでしょう。ただし、単価が200円台などと、相場よりも極端に安い料金を提示してくる場合は、少し注意が必要です。高額な基本料金や設備料金が必要だったり、年々料金が上がっていったりという可能性もあるのでご注意ください。

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